2022-05-24
ここのところ次々と商品値上げの連絡が仕入れ先から来ています。
お米、大豆のプロテインバー、味噌、甘酒、そして卵。
輸送費や材料代など、製品作りや製品販売に欠かせないものが原因です。
でも一番ショックだったのは卵。
鶏のエサのトウモロコシや穀物の価格がウクライナへのロシアの侵攻で高騰したので、卵の価格が破格の高価格になってしまう事態になりました。
どんなにいい卵でも、あまりに高すぎては売ることができません。
ましてらんらん亭がずっと卵を買わせていただいていた生産者さんは、ポストハーベストなし、遺伝子組み換え無しのトウモロコシにこだわり、魚を粉末にした魚粉という飼料についても魚の質にこだわっておられました。
そこに輸送費の値上げが加わって、小規模畜産農家さんは経営を続けていくことができなくなり、廃業を決められました。
昔、卵は病人の見舞いに使うような滋養のある高級品で、今のような安価なものではありませんでした。
鶏の飼い方や餌にこだわらなければ、もっと安くできるのでしょうが、そんなものを売りたいとは思いません。
高い卵なら、大事に食べるだけのこと。
地産地消で、自分の住んでいるところから近いところのものを消費すること。
御飯、味噌汁、漬物、焼き魚、野菜や海藻、豆のおかず一品。
そんな、江戸時代の食生活を見直すこと。
それだけのことです。
贅沢になりすぎた今の食生活を見直すことを、今のすべての値上がりが教えているのだと思います。
posted by らんらん亭 | おしらせ | 2022/05/24 - 17:29 |